夏の介護服、「半袖一択」ではありません。
「夏だから半袖にしています」
介護に関わるご家族からよく聞く言葉です。
確かに、夏は暑い。
でも、「夏だから半袖」は、必ずしも正解ではないかもしれません。
高齢者の体温調節は難しい
高齢になると、体温調節機能が低下しやすくなります。
そのため、
- 暑さを感じにくくなる
- 逆に、冷えを感じやすくなる
- 室内と屋外の温度差に対応しにくくなる
といったことが起こりやすくなります。
施設の室内は空調が効いていることが多く、夏でも意外と冷えていることがあります。
「夏だから半袖」と決めてしまうと、室内で冷えてしまう場合もあります。
半袖より七分袖・長袖が活躍することも
「夏なのに長袖?」と思われるかもしれませんが、
薄手の七分袖や長袖の衣類は、
- 空調の冷えから腕を守る
- 紫外線から皮膚を守る
- 皮膚が薄くなっている方の傷つきやすさを軽減する
といった役割を果たすことがあります。
また、車椅子をご利用の場合、アームレストに直接腕が触れることで皮膚が擦れやすくなることがあります。
そのような場合も、薄手の長袖や七分袖が皮膚を守ることに役立つことがあります。
夏の介護服を選ぶポイント
【① 素材を確認する】
夏は、
- 綿(コットン)
- 麻(リネン)
など、通気性が良く吸湿性のある素材が快適です。
化学繊維素材は速乾性がある一方で、蒸れやすい場合もあります。
ご本人様の肌の状態や好みに合わせて選ぶことをおすすめします。
【② 袖の長さで体温調節できるようにする】
半袖・七分袖・長袖を組み合わせると、
- 屋外:半袖
- 室内(冷房が強い場合):七分袖・長袖
といった使い分けがしやすくなります。
【③ 着替えやすさも忘れずに】
夏は汗をかきやすいため、着替えの回数が増えることがあります。
着替えやすい衣類を選んでおくと、ご本人様にも介助される方にも負担が少なくなります。
「夏だから」より「その方に合っているか」
季節だけで衣類を選ぶのではなく、
- ご本人様の体温調節のしやすさ
- 過ごされる環境(施設・自宅・屋外)
- 皮膚の状態
- 車椅子利用の有無
なども考慮して選ぶことが、夏の介護服選びでは大切です。
「夏はどんな服が良いですか?」
そんな時は、お気軽にご相談ください。
ご本人様の過ごされる環境や状態を伺いながら、一緒に考えさせていただきます。
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