床ずれ(褥瘡)はなぜできる?圧迫・ずれ・摩擦・蒸れの4つの原因を解説

床ずれ(褥瘡)はなぜできる?圧迫・ずれ・摩擦・蒸れの4つの原因を解説

「床ずれ」はどうしてできるのでしょうか?

介護をしていると、

「床ずれに気を付けましょう。」

と言われることがあります。

でも、

「なぜ床ずれができるの?」

と疑問に思ったことはありませんか?

床ずれは、医療や介護の現場では「褥瘡(じょくそう)」と呼ばれます。

同じ場所に長い時間負担がかかることで、皮膚やその下の組織が傷んでしまう状態です。

皮膚が赤くなっているなど、

早い段階で気付いて対策を行うことで、

悪化を防げることも少なくありません。

床ずれの一番の原因は「圧迫」です

私たちの体には、

常に重力がかかっています。

寝ていても、

座っていても、

体重は骨が出ている部分に集中しやすくなります。

その状態が長く続くと、

皮膚の下を流れる血液の流れが悪くなり、

皮膚や組織が傷みやすくなります。

これが床ずれの最も大きな原因です。

「ずれ」や「摩擦」も床ずれの原因に。

床ずれは、

圧迫だけで起こるわけではありません。

例えば、

ベッドの背もたれを起こしたとき、

身体だけが少し下へずれてしまい、

皮膚は元の位置に残ったまま引っ張られることがあります。

このような「ずれ」は、

皮膚の内側にも負担をかけ、

床ずれの原因になることがあります。

また、

オムツ交換や移動のときに、

皮膚を強くこすってしまうと、

「摩擦」によって皮膚が傷つきやすくなることがあります。

「蒸れ」が皮膚を弱くします

汗をかきやすい方や、

尿・便失禁がある方では、

皮膚が蒸れやすくなることがあります。

皮膚がふやけた状態では、

少しの刺激でも傷つきやすくなります。

そのため、

皮膚を清潔に保ち、

湿った状態が続かないようにすることも大切です。

床ずれができやすい場所

床ずれは、

骨が出ている場所にできやすいことが知られています。

例えば、

  • お尻(仙骨)
  • かかと
  • 横向きで寝たときの腰や太ももの外側

また、

車いすを利用している方では、

お尻の骨(座骨)にも注意が必要です。

ご家族だから気付けることがあります

床ずれは、

突然深い傷になるわけではありません。

最初は、

皮膚が赤くなることがあります。

「いつも同じ場所が赤い。」

「赤みがなかなか消えない。」

そんな変化に気付いたら、

早めに医療・介護の専門職へ相談しましょう。

早い段階で対応することで、

悪化を防げることがあります。

まとめ

床ずれは、

  • 「圧迫」
  • 「ずれ」
  • 「摩擦」
  • 「蒸れ」

などが重なって起こりやすくなります。

一番大切なのは、

同じ場所に負担がかかり続けないようにすることです。

毎日お世話をしているご家族だからこそ、

皮膚の小さな変化に気付けることがあります。

「少し赤くなっているかも。」

そんな小さな気付きが、

床ずれの予防につながることもあります。

参考・出典
・日本褥瘡学会「褥瘡予防・管理ガイドライン(第4版)」
・東北福祉大学 健康科学部 リハビリテーション学科 准教授 浮田徳樹氏「褥瘡予防のための福祉用具活用とポジショニング ~臥位と座位のチェックポイント~」(2026年受講)

※本記事は、浮田徳樹氏のウェビナーで学んだ内容を参考に、介護を始めたご家族向けに再構成しています。床ずれが疑われる場合や皮膚の赤みが続く場合は、早めに医療・介護の専門職へご相談ください。

▼床ずれのサインとは?最初に気付きたい変化
https://brassiere-shorts.jp/blogs/kaigo/topic-076

▼車いすで気を付けたい座り方
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